スタディングを検討しているけど、ぶっちゃけどうなの?実際の合格者の生の感想が聞きたい!
当記事ではこのような疑問にお答えします。
こんにちは、管理人のおおたです。
広告やレビュー記事をよく目にするスタディング。でも実際に使用した人のレビューってそんなに多くないですよね。
今回は、スタディングを検討しているサラリーマンのあなたに向けて、スタディングを使い倒して一次試験を突破した僕が、自身の体験談と巷の口コミ・評判も踏まえて徹底レビューしてみます。僕は1年と4か月スタディングをかなり使い込みましたので、ヘビーユーザーの視点でこの記事を書きます。
さっそく行ってみましょう。
目次
スタンディングの概要・特徴
スタディングはKIYOラーニング株式会社が運営する“机に座らなくても勉強できる、新しい学習スタイルのオンライン講座”です。
現在有料受講者数が30,000人に達しています。僕がスタディング(旧通勤講座)を申し込んだ2017年3月時点で「受講者10,000人突破」とありましたので、3年で3倍になっています。今かなり勢いに乗っているオンライン講座と言えるでしょう。
ちなみに、KIYOラーニング株式会社の代表取締役で中小企業診断士の綾部氏も過去に2回、中小企業診断士の通信教育を申し込んだ直後に挫折された経験があるそうです。
・家で勉強しようと思ったが、その時間が取れなかった
・テキストを全部覚えようとして挫折した
しかし、3回目のチャレンジで、自身で以下の工夫をし短期間で一次、二次のストレート合格をされています。
・スキマ時間で勉強できる学習ツールの用意
・試験で大事なポイントだけ覚え、あとは問題集を繰り返した
「サラリーマンはとにかく忙しくて時間がないんだよ!」そんな方をターゲットに自身の経験とノウハウを活かし開発したサービスだと思います。
スタディングの中小企業診断士講座のネット上での評判・口コミ
まずはネットで集めたスタディングの評判・口コミをお伝えします。
良い評判・口コミ
・コース学習状況で進捗が一目でわかるのがモチベーションが保ててよかった。
・6万円程度で済み、コスパが良い。大手予備校の5分の1で済んだ。
・スキマ時間を最大限活用できる。続けられる。
・学習マップ等スマホを観るだけで頭に入るように動画が工夫されている
悪い評判・口コミ
・紙のテキストがあるが有料
・基本的に一人での勉強になるためモチベーションを自分でキープしなければならない。
スタディングのメリットやデメリット【体験談】
ここからは口コミも参考に、スタディングのメリット・デメリットを実体験をもとにお伝えします。
メリット・良い点
メリット
・とにかく続けられる【TACで挫折した僕でも続けられた】
・圧倒的に価格が安い【大手予備校の6分の1です】
・クオリティも高いし実績も出てきている【合格に必要なレベルは余裕でクリアしてます
とにかく続けられる【TACで挫折した僕でも続けられた】
1つ目のメリットです。個人的にはこれが一番のメリットだと考えています。誤解を恐れずに言うと、一次試験の合否は勉強を続けられるかどうかだけです(そのうえでいかに効率的に突破するか?という議論はもちろんあります)。
でも、世の中の大半のサラリーマンはそもそも勉強する習慣がないし、仕事も忙しいし、家族もいるしで、勉強の継続が難しい。僕もそうでした。僕もTAC池袋校(通学講座)に申し込んだにもかかわらず挫折しましたからね!ほんとアホ。
以降で「続けられる」というメリット少し深堀りしてみます。
ポイント
・予備校の教室と違い自分のペースで学習できる
・スマホでテレビを見るような学習方法なので、勉強開始のハードルを下げてくれる
・忙しくてもスキマ時間で、コツコツ知識を積み上げられる
予備校の教室講義と違い自分のペースで学習できる
スタディングでの学習は場所と時間を選ばないため、自宅でも移動中でもちょっとした待ち時間でも、早朝でも深夜でも自分がしたいときに勉強が可能です。一方、予備校の講義は基本的にカリキュラムとスケジュールが決まっているため、何かの都合で出席できなかったり、仕事の忙しい時期と重なっても容赦なくカリキュラムが進んでいきます。
僕は過去にTAC池袋校に入校しましたが、勉強についていけず1次試験すら受けずに挫折した経験があります。僕の入会したコースでは毎週土日に8~10時間(予習・復習・勉強会含め)缶詰めになるのですが、体調不良(二日酔いですが・・・)や休日出勤が重なったこともあり、授業に出席できず、どんどん置いて行かれました。
平日に取り返そうにも忙しい時期では夜遅くまで仕事があり講義の振替制度も出席できませんでした。精神面でも当時付き合ってた彼女(現妻)とデートできないし、同期や友人が土日に遊びに出て思いっきりリフレッシュしている姿が羨ましく、モチベーションも下がりました。
次第に「もう、いいや」とフェードアウトしてしまいました。(30万円くらいかけてTACまで入っておいて、んなアホな・・・と思われるかもしれませんが正真正銘の事実です。当時のクラスメイトの一部とはFacebookでつながっているのですが、今回中小企業診断士試験に合格したことを報告するか迷い中。笑)
そんなアホな僕ですが、スタディング(当時は通勤講座)を始めてからは、仕事が忙しい時期は学習ペースを落とす、忙しくない時期はがっつりやる。比較的時間が取れる早朝や深夜に勉強する。日曜日は家族サービスしたいし遊びたいから土曜日にまとめて進める。といった感じで自分のペースで続けられるようになりました。
スマホでテレビを見るような学習方法なので、勉強開始のハードルを下げてくれる
勉強をしなきゃいけないけど、勉強机でテキストを読むのがダルい。むしろ本棚からテキストを取ってくる気力もない・・・そんな時ってあると思います。一度始めてしまえば集中できるんですけど、勉強を始めるまでのハードルって意外と高いんですよね。
スタディングの場合は、スマホで学習が可能なので、スマホを触る流れで「とりあえず動画を再生する」という動作まではできます。テキストを読むような能動的な学習でなく、とりあえず動画を再生してそれを聞き流すような受動的な学習が可能ということですね。
僕は社会人になってロクに勉強してこなかった(大学生の時も怪しいですが・・・)ので
「机に向かってテキストを読む」の心理的ハードルが結構高かったです。特に仕事で疲れて帰ってきたときはなおさら。僕の場合は、やる気が無いモードのときでもさすがにスマホを触る気力まではあったので、とりあえず動画(音声)だけ再生し、リビングでぼーっと聞き流してました。
すると段々勉強モードに切り替わっていくので、そこから動画を真剣に見始めたり、演習問題に取り組んだりしました。
また、僕は営業マンなので電車移動中やアポの合間のカフェで勉強することもあったのですが、本のテキストだと持ち運びもめんどくさいし(ノートPCもカバンに入れてたのでパンパン)、混んでいる電車やカフェで広げにくい。その点スマホであればカバンも軽くなるし、電車やカフェでも気兼ねなく見れるし、で助かりました。
電車やカフェでテキスト広げてると何か気を使っちゃうんですよね。わかります?
このように勉強開始のハードルが低いことで、日常生活の中での勉強が習慣化してくる感じがありました。
忙しくてもスキマ時間で、コツコツ知識を積み上げられる
日々仕事に追われ、たまの休みには家事や家族サービスをしないといけないサラリーマンはまとまった勉強時間は取りづらいです。けど、どんなに忙しくてもやる気がなくても、少しずつでも学習を積み上げないことには合格できません。その点やはりスマホ学習は忙しいサラリーマンにとって便利です。
僕の場合は、朝ごはん、トイレ、移動中、昼休み、外回りの合間、レジ待ちの間、お出かけ先での家族のトイレ待ちの間、お皿を洗っている間、洗濯物を干している間などあらゆるスキマ時間で「動画を流す」や「演習問題を1問だけ解く」といったことをしていました。
そのおかげで忙しい時期でも途切れることなく、コツコツ学習を積み上げることができました。
圧倒的に価格が安い
僕が最初に通ったTACは1年間のカリキュラム(教室講義)で30万円ほどしました。
一方、スタディングは一番安いコースで5.5万円です。以下コース内容です。
まじでコスパ最強だと思ってます。
いや、独学の方がコスパ最強なのでは?
と疑問に思う人もいると思いますが、独学もなんだかんだでそれなりに費用がかかります。
TACの市販教材を例にすると、
テキストと問題集 計14冊で3万円
過去問題集 計7冊で1万円
計4万円します。
きっちり動画講義を受けられる点やスマホ学習での便利さを考えればスタディングの方がいいのでは?と思います。
スタディングだと合格すれば1万円の合格祝い金をもらえますしね!
スタディング中小企業診断士講座は3つのコースで価格帯が分かれています。
2020年度+2021年度試験対応(価格は税抜き)
ミニマムコース
53,980円(月々5,100円~)
1次基礎講座 58回
実戦フォローアップ講座 49回
2次基礎講座 40回
スタンダードコース
62,900円(月々5,900円~)
合格戦略講座 9回
1次基礎講座 58回
実戦フォローアップ講座 49回
スマート問題集 58回
過去問セレクト講座 56回
2次基礎講座(音声) 40回
コンプリートコース
82,900円(月々7,800円~)
合格戦略講座 9回
1次基礎講座 58回
実戦フォローアップ講座 49回
スマート問題集 58回
過去問セレクト講座 56回
直前対策講座 7回
合格模試 全7科目 解説講義付
2次基礎講座 40回
学習Q&Aチケット 計7枚
僕は今で言うところのスタンダードコースの内容を利用しており、他の2コースは体験していないですが、ミニマムコースにはとっても大事な「問題集」と「過去問」がついていないので申し込む意味はないです。
またコンプリートコースは内容が盛りだくさんですが、正直スタンダードコースの範囲で十分だと思っています。模試なんかはどうしてもTACやLECといった大手予備校の模試を一度は受けてみたくなりますし、学習に関する質問もほとんどサイトのQ&Aで確認できます。(またどうしてもわからない問題があっても、一次試験の範囲であればググれば簡単に答えや解説が見つかります)
また、動画講義が基本のスタディングは有料オプションで紙のテキストも購入可能です。念のため紙のテキストも持っておきたいと思った僕は購入しましたが、正直不要です。結局ほとんど使いませんでした。
クオリティも高いし実績も出てきている
中小企業診断士試験の予備校最大手であるTACの通学講座をかじったことのある僕は、「講座や問題、過去問の解説のクオリティは大丈夫だろうか?」と生意気にもそう思っていました。しかし、講義も初心者でもわかる言葉で説明されているし、問題および過去問の解説もしっかり記述があり充実している。まったく問題ないクオリティでした。
さらに試験に出てくる頻出論点が重点化されており、極力ムダが省かれています。TACで言うD、Eランクの頻出論点でない問題は出てこないイメージです。中小企業診断士一次試験の王道の勉強方法は「過去問の頻出論点を繰り返し学習する」ことですが、その戦略とマッチしていますね。
スタディングだけでも合格レベルまで持っていけると思います。実績については合格者の声がホームページにもたくさん出ているので気になる方は見てください。
デメリット・悪い点
もちろん良い点だけではないです。ここからは僕が実際に使用してみて感じた不満を述べます。
デメリット
・本当にスタディングだけやっていて良いのか不安になる
・財務会計、経済学はノートとペンでガリガリやらないと身につかない
・通信環境が悪いとストレス
・スマホだけだと学習マップが見づらい
本当にスタディングだけやっていて良いのか不安になる
これはスタディングが悪いというよりはマインドの問題ですが。。
僕がスタディング(旧 通勤講座)を始めた時は、まだまだマイナーなサービスでした。ネットで見かけた独学生でもTACの市販の教材を使用している方が多い印象でしたし、試しに立ち読みしたTACの運営管理のテキストでは「旋盤加工やボール盤加工」といったスタディングでは無かった生産技術の細かい範囲も記載されており、正直なところ
「本当にスタディングを信じ切っていいのか?」
と不安になりました。
基本的にスタディングは頻出論点を繰り返し学習することで効率的に合格レベルに持っていくための教材で、試験で100点満点を取れるような内容にはなっていないので、この不安はついて回ります。ただ、効率的な合格のためにはそもそも満点を取ろうとするべきではないのでスタディングの内容で十分です。
どうしても不安って方は自信の無い科目について市販の教材等で補強すればいいです。僕は経済と財務会計はTACの問題集を購入しました。というか不安に駆られてTACのスピード問題集と過去問題集を全教科分買ってしまいましたが、結局経済と財務会計以外やっていないです。
ただTACやLECの模試も受けてみると補強した経済と財務会計を除いても全教科合格点レベルを確保できていました。
財務会計、経済学はノートとペンでガリガリやらないと身につかない
移動中などのスキマ時間に気軽に勉強できるスタディングですが、特に財務会計と経済学について、苦手な方はスキマ時間に学習し理解することは難しいです。財務会計と経済学はある程度まとまった時間を確保し、紙とペンを用意し、実際に手を動かしながら学習しないと身につかないからです。
僕の場合は「平日出勤前にカフェで1時間」や「休日の午前中」などある程度まとまった時間に財務会計と経済学は勉強するようにしていました。
通信環境が悪いとストレスを感じる
僕は当時外回りの営業が多かったので電車の中等で勉強していましたが、通信環境が悪いところでは画像が粗くなって文字が見えにくくなったり、2倍速で再生すると画面が固まる(音声だけ進んでいく)といった現象がありました。その時は動画はやめて練習問題に取り組んだりしていましたが、ストレスは感じました。
スマホだけだと学習マップが見づらい
スタディングは学習マップで知識を体系的に整理し、記憶に定着させやすくするツールを売りにしています。これはホントに何度も見ることによって記憶が定着するのですが、いかんせんスマホのちっちゃい画面だと見づらい。
デジタルネイティブ世代なら問題ないかもしれませんが、昭和最後世代の僕は学習マップ全体を眺めたいときはPCの大きい画面で眺めていました。(PDFなので印刷もできますよ!)
サラリーマンにとってスタディングはオススメです【結論】
結論になりますが、スタディングは実績も着実に積み上げておりクオリティは問題ないですし、スキマ時間を活用でき学習を継続させやすく、費用も安くコスパが良いので忙しいサラリーマンにとってオススメです。
そもそも一次試験は出題される論点が明確なので内容はどの予備校・教材でも大差ないですし、一次試験突破の最大のポイントは単純に「勉強を続けること」だと考えています。(二次試験は違います)その点、スタディングは「続けやすさ(手軽さ)」「安さ」で優れているため忙しいビジネスマンにとっての「コスパ良し」サービスと言えます。
ただ二次試験対策に関して、中小企業診断士の二次試験が「正解のない試験」と言われているように、各予備校によっても考え方・教え方が全然違います。僕は二次試験対策ではスタディングをそんなに活用しませんでした。
口コミを見てみると概ね好評のようですが、不安な方はどのミニマム・スタンダード・コンプリートのどのコースにも2次基礎講座が無料で含まれているので試しにトライされるのもアリです。
一次試験対策はスタディングをメインに市販の財務の計算問題集などで自分に足りない部分を補強。二次試験対策は試しにスタディングで継続してみて、もし合わないと感じたら別の予備校や市販の教材を検討するのが良いです。
スタディングを申し込むにあたって
スタディングを申し込むにあたっての注意点をお伝えします。
まずは無料講座を試して欲しい
まずは無料講座を試して雰囲気を感じ取ってみてください。
無料講座では以下の初回講座が試せます。
無料講座で試せること
1次試験基本講座
実戦フォローアップ講座
スマート問題集
過去問セレクト
2次試験基本講座
実際に使ってみて使用感に納得すれば申し込めば良いと思います。
今回は以上です!